こんにちは！子育てをがんばるパパママの皆さんに向けて、今回は幼児期に大切な「36の基本的な動き」についてお話しします。この時期に身につける動きは、体の成長だけでなく、心や知能の発達にも大きな影響を与えます。具体的な遊び方や動きの取り入れ方を紹介しますので、ぜひお子さんと一緒に楽しい時間を過ごしてください！
幼児期に必要な「36の基本的な動き」とは？
文部科学省の「運動あそびBOOK」より引用
文部科学省の「運動あそびBOOK」では、幼児期に身につけたい動きが以下の3つに分類されています。
1. 平衡系動作（バランスをとる動き）
• これらの能力は、片足立ち、平均台を渡る、回転するなどの動きにつながっていきます。
• バランス感覚を鍛えることで、転倒防止や姿勢の安定に役立ちます。
2. 移動系動作（移動する動き）
• これらの能力は、走る、跳ぶ、スキップするなどの動きにつながっていきます。
• これらの動きは筋力や持久力を高めるため、運動能力の基礎となります。
3. 操作系動作（物を操作する動き）
• ボールを投げる、積み木を持つ、押す・引くなどの能力です。
・様々な道具の扱いや、対人との重心移動の動きにつながっていきます。
• 手先の器用さや目と手の協調性を発達させる効果があります。
これらの動きをバランス良く取り入れることで、子どもの成長をより豊かにサポートできます。
なぜ幼児期に「基本的な動き」が大切なの？
幼児期は、体の発達が著しい時期です。この時期に多様な動きを経験することで、以下のようなメリットがあります。
• 体力の向上: 筋力や持久力が自然と鍛えられ、健康な体が育つ。
• 運動への苦手意識を減らす: さまざまな動きを経験することで、将来的に運動嫌いになるリスクを減らせます。
• 社会性や意欲の育成: 鬼ごっこや伝承遊びを通じて、友だちと協力する力や挑戦する気持ちが養われます。
（参考: 南九州大学「幼児期の基本的な動きを身につける運動指導のあり方」）
実際に家庭でできる遊びの例
1. バランスをとる遊び
• 平均台がない場合は、床にテープを貼って「一本橋ごっこ」をしましょう。
• 「片足立ちで何秒キープできるかな？」という競争ゲームもおすすめです。
2. 移動系の遊び
• 公園で「ケンケンパ」や「鬼ごっこ」をしましょう。
• 低い段差でジャンプ遊びをすることで、跳ぶ力が身につきます。
3. 操作系の遊び
• ボールを転がしてキャッチする簡単なゲームからスタート。
• フラフープを使った遊びも、手先の器用さと全身運動を促します。
親子で楽しく成長をサポート！
幼児期は、楽しみながらたくさんの動きを経験できる大切な時期です。「走る」「跳ぶ」「バランスをとる」といった動きは、大人にとっては当たり前に感じるかもしれませんが、子どもにとっては貴重な体験です。
熊本県の資料では、「動きが少ない子どもには、意識的に多様な運動を取り入れることが重要」とされています。例えば、「後ろ向きに歩く」「くぐる」「逆さまの動き」など、日常ではあまりしない動きを積極的に取り入れてみましょう。新しい動きに挑戦することで、子どもの成長をさらに後押しできます。
まとめ
子どもの発達に大切な「36の基本的な動き」を日常の遊びに取り入れることで、楽しく健康的な成長をサポートできます。ぜひ今日から、家庭や公園で実践してみてください！
あなたの子育てがより楽しく、充実したものになりますように！
参考文献
文部科学省. 「運動あそびBOOK」.
熊本県. 「36の基本的な動き」.
南九州大学「幼児期の基本的な動きを身につける運動指導のあり方」
